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社長病。

本人は気づけない。

はい、かもです。

ここ数年最も長く在籍していた会社との委託契約を解消いたしました。

今でもその会社には愛着があるし、会社の発展を願ってはいますが、正直厳しいだろうな·· と思っております。

経営者は皆そうだと思いますが、僕なんぞでは想像もできないほどのプレッシャーを感じていると思います。

毎月来る返済、従業員の給料、これから先の仕事の安定性、不安要素を潰すために色々考えて動くけれど、全部が上手く行くわけでもなく。

結果だけ見て、こうすれば?ああすれば?と言われ、失敗したら「だから言ったのに」と言われ。

自分と同じ危機感を社員が持たないことに苛立ち。

それなのに報酬が足りないから働かない··と態度で示してくるやつもいて。

頑張ってるのは俺だけじゃないか!と思いたくなるのでしょう。

雇う側と雇われる側、同じ目線になれるわけもなく。

雇われる側は最悪、転職すればいいですが、雇う側は失敗すると持ち家から何から全て失うリスクがあって。

年商で数億円の規模の会社を作ると、寄ってくる人たちも今までと変わってきたのでしょう。

きっと貴方の周りには「さすが社長!」「すごいです。僕には真似できないなぁ。」持ち上げてくる人は増えて、厳しいことを言う人間は鬱陶しくなるのでしょう。

貴方がよく言っていた「マイナスな言葉は口にしない!そういう人間とも付き合わない!」ですが、現状の把握から目を背けることと、プラス思考は意味が違うと思うのです。

そもそも、人生浮き沈みはあって当然だと思うのです。

それでも、沈んだ中でじゃあどうやって挽回しようか?と考えられるのが、本物のプラス思考だと思います。

今の僕がどれだけ心配して、説得したところで聞き入れられることはないでしょう。

だって同じステージで戦っていませんから。

所詮、安全なところから騒いでいるだけの小物です。

それでも。

今の組織の状態がよくないことは多分、皆、気付いています。

口に出さず、転職の準備を勧めるもの。表面上は仲良くしているが裏ではそうとうこき下ろしているもの、他社からの評判、一歩外に出てから聞こえてくる本音。

貴方は「かもさん、なんで最近連絡くれないんですか?」と言いましたね。

答えは僕の言葉程度では、もう説得が不可能だからです。

優しい先輩経営者の中には、諌めてくれた方もいたはず。

ただ、それすらも「僕は失敗しないんで!」ぐらいに考えていたでしょう。

表面上で「働いてくれる皆のおかげです。」と言っても。

ふとしたときに漏れ出る本音はあって。

僕があるサイトでの紹介文を書いていたとき。

「数名の規模の会社が数年で300人を越える規模に。一丸となって頑張ってきました!」的な内容を書いたら。

「かもさん!違います!僕が一人で成長させてきたんです!」と言ってましたね。

その考え方を昔の君はしていなかったんだよ。

今でも思い出すのが、「配送は何も無くなった人の最後の砦だと思う。過去も何も関係なく、頑張ったら報われる会社を作りたい!」

僕は素直に凄いな、こいつ!と思ったよ。こう言う人間はきっと伸びると思った。

協力できることはしよう!と思った。

わずか数名の組織のときは、辞められると現場が回らなくなるから、言いたいこともぐっ!と堪えたでしょう。

だからこそ、きつい状況でも支えてくれた人への感謝は大きかったはず。

いつの頃からか、働いている人間の方を見なくなった。数字で管理は大事なことだし、いつまでも現場に関わっている場合ではないことも理解できる。

ただ、その姿勢を受け継いだ人たちが管理職になっていくと。

人と向き合うのが面倒くさいんでしょうね。口先だけでその場をやりすごす人が増えていく。

昔は紹介で入ってくるドライバーが多かったのに、今、どうかな?続いてるドライバーはどれぐらいだろう?

会社の財務状況、案件受注数、先の展望、どれも明るいといえるものがなく。

一番、懸念しているのは組織が好きだ!と言ってる人を見ていないこと。

お金がもらえるからいる!人ばかりに。

あくまで予想なので外れることを願ってはいるが、1年以内にかなり危ない状況になる気がしていて。

僕は新たに自分で起業しようと思ったのには色々理由があって。

一番は親として、自分の発達障がいの子供たちに働ける環境を用意しようと思ったこと。

もちろん、子供の人生なので、本人たちがやりたいことがあるなら、それに夢中になってほしいし、僕の用意は無駄になってもいいのだけれど。

それでも、同じような思いの親御さんは多いと思うので、微力でも助けになれればと。

2番目はああすれば、こうすればと言うだけの自分が嫌になったこと。考えて言うだけならば誰でも出来て。本当に凄いのは行動した人。行動できる人でありたい。

最後に3番目。

予想は外れたらいいと思ってますが、万が一があった場合。

きっと、相当な目にあうと思うのです。

人によってはそこで終わってしまうくらい。

お金で繋がっていた人の多くは貴方から離れていくでしょう。

僕はその時にこそ、手助けが出来る人間でいたい。

まあ、全部、自己満足ですが。







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直ボ(宅配ボックス直接投函)について。

いや、駄目なんですけどね。でも、気持ちはわからんでもないっていうか・・・。

はい、かもです。

むか〜しから、佐川さんでも、ゆうパックさんでもお客様の在宅確認をせずに直接、宅配ボックスにぶち込むドライバーさんはいました。

時間短縮にはなるんですけど、クレームになることも多いので、僕自身はびびって出来ません。

最近ではドライバーなんて募集しなくても来るぐらいの勢いなので、頻繁に問題を起こす人は簡単に契約解除をされると思います。

直ボが特に問題になってきているのはアマゾンさんだと思ってますが、ドライバー側から何故そうなるのか?を書いてみたいと思います。

まぁ、書いたところで誰の役にも立たないのは承知なのですが、あまりにも初心者のドライバーさんにきついだろ・・と思ったこともあったので。


直ボをよくやるのはアマゾンさんだと思いますが、3つぐらい理由があります。

1つ目は荷物の量が多いので、少しでも時間短縮をしたい。

2つ目は特にタワーマンションで路駐した状態で配達すると「緑のおじさん」が札を貼る。

3つ目はそもそも駐車場代は出ないので、全て自腹になる・・という経費の問題。

1つ目の荷物の量は最近は一時期ほどでなくなってきましたが(一時期本当にひどかった。終わると思って渡してます?っていいたくなるくらい。)、恐らく閑散期にはまた同じことを繰り返すと思います。

アマゾン側からしたらオファーを受ける人が増えるほどコース設定をきつくしてもやるだろ?と考えるはず。ある人はAIがドライバーの限界を探ってるんじゃないか?とか言ってましたが、そんな一過性のもんでもないでしょう・・と思ってます、僕は。

何せ、ステーションの管理者さんたちは、二言目には「未廃を出すと・・、クレームを受けると・・、荷物の積み込みに時間がかかりすぎると、誤配を出すと・・、アカウントに傷が付きます。今後のオファーにも影響するかもしれせんよ?」しか言わない。初心者にそんなこと言ってたら、どうにかして終わらせなきゃ・・って焦らせるだけだと思いますが。

2つ目のタワーマンションでの配達ですが、マンションの種類によっては一回入ると20分は出てこれない建物もあったりします。配送用の荷受け場がある建物ばかりではないので、普通に管理人さんから「みんな路駐して配達してるから頑張ってね!」って言われたりも。

どう頑張ろうが、エレベーターの速度は変わらないので、時間がかかるのには変わりないんですが。僕は一度に複数のお部屋の在宅確認をして、上から順番に配達していきますが、事前にお伺いするまで時間をいただきます・・とお断りをしておいても「ここに来るまでに何十分かかってるんだ!!!」と怒り出すお客様もいたりするので、一度に持てる数を限定して複数回行ったり来たりしています。

ある一つの建物では35分間そこだけに時間を使ってます。そこだけで配達が終わるコース組みならいいんですけどねぇ・・。

3つ目の駐車場代が出ない・・については、ゆうパックは駐車場代でますし、佐川もヤマトも基本的には毎日同じコースを回ることが多いので、駐禁の監視員の行動バターンや、止めておいても駐禁を切られないポイントをある程度把握できます。

というか、僕が最初にコースを回るときに最も意識してるのはそこです。1回切られただけで、1日の売上吹っ飛びます。

アマゾンの場合、毎日違うコース、駐車場代は当然出ない、さらにどれだけ多く配達しても時給が変動することもないという3点セットのため、時給2千円を稼ぐのに、駐車場代が1000円かかります・・・みたいになりかねません。

売上がある程度、確保できれば必要経費と割り切ることも出来ますが、現状ではベテランドライバーでがっつりやる人も初心者で30個程度の方も同じ時給なので、経費を削らないと利益が残らないのです。

で、そうなると、直ボしてる方たちはある程度、腹をくくってます。

僕の知人ドライバーも「アカウントが消えるまで、まぁ適当にやるわ。どうせ、どれだけやっても売上変わらんし。気軽にやれるからやってるだけで、アカウントがなくなったら仕方ないか。ぐらいだわ。」と言っております。

働く側からすると、これはちょっと・・って思うこともありますが、それでもアマゾンフレックスという働き方を作り出したのは凄いことだなぁ・・と思ってます。

最終的には「嫌ならそんな仕事やらなきゃいいだけ!自己責任!」という言葉が聞こえてきそうなので、怒られる前にここらへんで終わりたいと思いますが、この「そんな仕事やらなきゃいい!」については僕も常々そう思っていて、我慢して仕事する人がいるから、使う側からしたら「どこまで下げたらやらなくなるかな?」って考えちゃうんでしょう。

だって人件費って大きいもの。削れるもんなら削りたいよ、そりゃ。

会社にも利益残さないとそもそも倒産しちゃうし。

雇われる側と雇う側、それぞれ言い分があって。

どっちが正しいって話ではなく、置かれてる立場が違うだけ。よ〜く考えながら、ぼちぼちやっていこうと思ってます。

ま、僕は配達の仕事を減らそうとしてるので、どっちでもいいですが。

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