想像以上にアマゾンさんが凄い件。
いやー。大手の宅配会社そのうち全部アマゾンさんの真似すんじゃーねーかな?
あいあい、かもです。
自社で配送をやり始めたアマゾンさん。
当初は「上手くいかないでしょ?」とか、「宅配なめんな!」とか、「外資系の企業だからドライバーは買いたたかれるだけだよ・・。」とか、僕の周りの委託業者も語ってましたし、今でも宅配協力会社の某社長は「中抜きなし!だってww」とかって若干馬鹿にしたコメントを出してましたが・・。
一委託ドライバーとして、アマゾンフレックスの仕組みを見てると、「いやー。もうとっくに負けてるんじゃねーかな・・。笑ってて大丈夫?」と思ってしまいます。
何を凄いと思ったのかを書いていきます。
まず、地図アプリ。
ウーバーも凄いんですけど、宅配って今までは基本的には宅配地図を購入して、もしくは会社で用意されてるモノを使って、地図上にマーキングもしくは伝票を使って、ドライバーが頭の中で配送ルートを組んでました。
だからこそ、慣れてる人と初心者の差が出てたんですが、こういったアプリがあれば、全くの未経験者でもある程度出来てしまいます。
次に出発時間の短縮。
アマゾンさんの場合、既に用意されてるバッグの中にエリア毎に荷物が入った状態になってます。(フレックスの話ですよ。)
んで、バッグのバーコード読むだけです。これ、他の会社だとドライバー自身が1個1個荷物積込時にバーコード読んでます。100個あったら100個分。どっちが早いかな?
さらにこの方式の良いところは、車の中での荷探しの時間が各段に減るでしょう。初心者のうちって、車の中に積み込んだ荷物が中々見つからない・・って事態がよく起きるんです。
軽バン程度の広さで何言ってんだ・・・と思うかもしれませんが、荷探し中の荷物を亡くしたんじゃねーか(泣)・・って焦りは経験者なら誰もが納得するはず。
更に稼働時間が数時間ごとに分けてブロック制になっていること。
宅配の労働時間って基本長いんです。朝、積込んで、配送して、再配達受けて、夜に帰って荷物の締め作業をやって。自分の受け持ちコースを長期間配達することで、お客様の在宅時間を把握してたり、初心者にはとても無理な個数を配ってたりします。言い換えると、そのドライバーと同じだけの作業量はなかなか出来ないんです。
だから、ヤマトさんが一時期正社員だけでやる!って言った時、今のシステムでは、多分残業時間でコストがかかりすぎるだろうな・・と思ってました。
委託業者なら残業時間気にせず朝から晩まで使えても、社員やバイトはそうはいかない。結局、一つのコースで委託業者なら一人で回してたのに、バイトさんなら3人必要になったりする・・。
僕なんかは初心者のころ、6時には営業所にいて、帰るのは毎日12時でした。単純に僕の仕事が遅いだけなのはもちろんなのですが、その頃の僕でも、今のアマゾンさんのシステムなら、そこそこ配れると思います。
更に更に、配達する荷物は基本、置き配もしくはボックス使用を前提としている所。もちろん、直接受け取りたい方はそれも選べますが、前提が置き配って、今までどこもやってない。まぁ、上手くいってるのを見たらマネするんだろーけど・・・。再配達の手間はないけれど、荷物紛失のリスクは当然あるし、それをやる!!って言えるかなぁ・・?
本当のことを言うと、最初はアマゾンさんの粗探ししようと思って、話を聞きに行ってたんですが、実際稼働しているドライバーさんの話を聞いてると「ダメだぁ・・。日本の宅配会社でこういう考え方してる会社まだねーわ・・。」と思わされただけでした・・。
なんだか、いいところばかり書いたような気もしますが、もちろん委託ドライバーとしては危機感を持っているところもあります。
基本的にアマゾンさんの考え方って、システムで誰でも出来るようにしよう!なんです。これが進化すると、もう、昔からやってるドライバーの優位性なんてないです。いつでも誰でも、軽バンと黒ナンバーさえ取得すれば案件がある限り、誰がやっても変わらない・・。
それは本業でやってる人間からすると、自分でなくてもいい・・ってことです。代わりはいくらでもいる。もっと言うと、人間である必要はあるかな?ドローンは?ロボットは?ちょっと隙間時間がある一般人では?システムが洗練されて、誰でも出来るなら・・。
この流れはもう、多分止まらない。今は自社の商品だけを運んでるけど・・。個人の集荷も受け付け始めたら?(採算の面でやるかどうかはともかく。)
良くも悪くも、データがドンドン吸い上げられていった先に、どんな働き方が待っているのか・・。
中抜きなし!って堂々と広告に出してるぐらいだから、宅配協力会社のような委託ドライバーから手数料を抜いて成り立つビジネスモデルの会社は笑い事ではないと僕は思ってます。
色んなブログ読んでると、そんなことで潰れる会社は要らない会社でしょ?なんて意見もあって、まぁ確かに・・・とは思うものの。
比較的、個人でも始めやすく、法人組織にしやすいのが軽貨物運送業なので、夢を見て軽貨物の宅配協力会社を作る社長さんっていまだにいます。その多くはドライバーだった個人事業主です。
僕の周りにも数人のドライバーを抱えて、営業活動を毎日頑張りながら、自分自身も配達をやっている社長もいます。
どうか、頑張りが報われるといいな・・と思いながら、本日も配達を行うのです。
あいあい、かもです。
自社で配送をやり始めたアマゾンさん。
当初は「上手くいかないでしょ?」とか、「宅配なめんな!」とか、「外資系の企業だからドライバーは買いたたかれるだけだよ・・。」とか、僕の周りの委託業者も語ってましたし、今でも宅配協力会社の某社長は「中抜きなし!だってww」とかって若干馬鹿にしたコメントを出してましたが・・。
一委託ドライバーとして、アマゾンフレックスの仕組みを見てると、「いやー。もうとっくに負けてるんじゃねーかな・・。笑ってて大丈夫?」と思ってしまいます。
何を凄いと思ったのかを書いていきます。
まず、地図アプリ。
ウーバーも凄いんですけど、宅配って今までは基本的には宅配地図を購入して、もしくは会社で用意されてるモノを使って、地図上にマーキングもしくは伝票を使って、ドライバーが頭の中で配送ルートを組んでました。
だからこそ、慣れてる人と初心者の差が出てたんですが、こういったアプリがあれば、全くの未経験者でもある程度出来てしまいます。
次に出発時間の短縮。
アマゾンさんの場合、既に用意されてるバッグの中にエリア毎に荷物が入った状態になってます。(フレックスの話ですよ。)
んで、バッグのバーコード読むだけです。これ、他の会社だとドライバー自身が1個1個荷物積込時にバーコード読んでます。100個あったら100個分。どっちが早いかな?
さらにこの方式の良いところは、車の中での荷探しの時間が各段に減るでしょう。初心者のうちって、車の中に積み込んだ荷物が中々見つからない・・って事態がよく起きるんです。
軽バン程度の広さで何言ってんだ・・・と思うかもしれませんが、荷探し中の荷物を亡くしたんじゃねーか(泣)・・って焦りは経験者なら誰もが納得するはず。
更に稼働時間が数時間ごとに分けてブロック制になっていること。
宅配の労働時間って基本長いんです。朝、積込んで、配送して、再配達受けて、夜に帰って荷物の締め作業をやって。自分の受け持ちコースを長期間配達することで、お客様の在宅時間を把握してたり、初心者にはとても無理な個数を配ってたりします。言い換えると、そのドライバーと同じだけの作業量はなかなか出来ないんです。
だから、ヤマトさんが一時期正社員だけでやる!って言った時、今のシステムでは、多分残業時間でコストがかかりすぎるだろうな・・と思ってました。
委託業者なら残業時間気にせず朝から晩まで使えても、社員やバイトはそうはいかない。結局、一つのコースで委託業者なら一人で回してたのに、バイトさんなら3人必要になったりする・・。
僕なんかは初心者のころ、6時には営業所にいて、帰るのは毎日12時でした。単純に僕の仕事が遅いだけなのはもちろんなのですが、その頃の僕でも、今のアマゾンさんのシステムなら、そこそこ配れると思います。
更に更に、配達する荷物は基本、置き配もしくはボックス使用を前提としている所。もちろん、直接受け取りたい方はそれも選べますが、前提が置き配って、今までどこもやってない。まぁ、上手くいってるのを見たらマネするんだろーけど・・・。再配達の手間はないけれど、荷物紛失のリスクは当然あるし、それをやる!!って言えるかなぁ・・?
本当のことを言うと、最初はアマゾンさんの粗探ししようと思って、話を聞きに行ってたんですが、実際稼働しているドライバーさんの話を聞いてると「ダメだぁ・・。日本の宅配会社でこういう考え方してる会社まだねーわ・・。」と思わされただけでした・・。
なんだか、いいところばかり書いたような気もしますが、もちろん委託ドライバーとしては危機感を持っているところもあります。
基本的にアマゾンさんの考え方って、システムで誰でも出来るようにしよう!なんです。これが進化すると、もう、昔からやってるドライバーの優位性なんてないです。いつでも誰でも、軽バンと黒ナンバーさえ取得すれば案件がある限り、誰がやっても変わらない・・。
それは本業でやってる人間からすると、自分でなくてもいい・・ってことです。代わりはいくらでもいる。もっと言うと、人間である必要はあるかな?ドローンは?ロボットは?ちょっと隙間時間がある一般人では?システムが洗練されて、誰でも出来るなら・・。
この流れはもう、多分止まらない。今は自社の商品だけを運んでるけど・・。個人の集荷も受け付け始めたら?(採算の面でやるかどうかはともかく。)
良くも悪くも、データがドンドン吸い上げられていった先に、どんな働き方が待っているのか・・。
中抜きなし!って堂々と広告に出してるぐらいだから、宅配協力会社のような委託ドライバーから手数料を抜いて成り立つビジネスモデルの会社は笑い事ではないと僕は思ってます。
色んなブログ読んでると、そんなことで潰れる会社は要らない会社でしょ?なんて意見もあって、まぁ確かに・・・とは思うものの。
比較的、個人でも始めやすく、法人組織にしやすいのが軽貨物運送業なので、夢を見て軽貨物の宅配協力会社を作る社長さんっていまだにいます。その多くはドライバーだった個人事業主です。
僕の周りにも数人のドライバーを抱えて、営業活動を毎日頑張りながら、自分自身も配達をやっている社長もいます。
どうか、頑張りが報われるといいな・・と思いながら、本日も配達を行うのです。
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